アクセス
高崎から上信電鉄に乗り、山名駅で降りました。山名古墳群はそこから歩いて 10 分ほどです。
観光客らしき人も結構乗っていましたが、たぶんみなさん富岡製糸場へ行く人かと。実際山名駅で降りたのは私ひとりでした。
山名駅は田舎の無人駅。駅前の通りも細い道でした。
歩きたくないという方は、高崎市が無料で運行している上野三碑めぐりバスに乗ると良いでしょう。お昼ごはんの時間を除いて、50 分間隔で、2 台の車が行ったり来たりしているようです(運転手さんに教えてもらいました)。
山名駅近くの山名八幡宮のバス停から乗って、山名古墳群のバス停で降ります。
八幡村 60 号墳
山名古墳群への道を歩いているとたんぼの真ん中になにかあります。Google Map を見ると八幡村 60 号墳とのことです。たんぼのあぜ道を歩く必要があります。
方墳に見えますが、円墳という話が色々なところに書かれています。
山名稲荷塚古墳
八幡村 60 号墳に行くと、さらに先に盛り上がったところがあり、上には神社の鳥居と小さな祠があります。
山名稲荷塚古墳とのことです。墳丘の形状は前方後円墳とも円墳とも書かれた情報があります。
山名古墳群
上記、2 つの古墳も山名古墳群に属するようですが、さらに歩いていくと看板で山名古墳群と案内された小さな古墳が固まったところがあります。そして一番隅に少し大きな前方後円墳である山名伊勢塚古墳があります。
平成に発掘調査が行われ、小さな古墳は 17 個あることがわかったようです。もともとは看板があるだけで、どれがなんという名前の古墳かはわからない状態だったようですが、先に紹介した巡回バスの停留所が新設されるのを機に、2024 年の 2 月に標柱が設置されたようです。
- 山名古墳群に標柱を設置 地元住民団体 高崎市 (朝日新聞デジタル)
全部に標柱があるわけではなさそうでしたが…
12, 13号墳は標柱がないので、これがそうなのかはわかりません。13 号墳らしきところはお墓が建っていました(なのでお墓の裏側の写真を載せてます)。
6 号墳はどれなのかよくわかりませんね。
2 枚目は 5 号墳の裏側の方から撮っています。
そして、北端の方には屋根とフェンスで守られた古墳があります。これが山名原口Ⅱ遺跡 2 号墳です。平成元年の発掘調査で発見され、横穴式の石室が残っています。伊勢塚古墳(このページの山名伊勢塚古墳ではない)のような石組みですね。
山名原口Ⅱ遺跡1号墳は、山名古墳群としてまとまった場所から、駅の方に歩いた少し離れた民家の脇にあります。
山名伊勢塚古墳は 2 段築成の 65m の前方後円墳です。立派ですね。
参考
- 山名古墳群 (高崎市文化財情報)