野々瀬古墳群と多伎神社古墳群をそれほど時間をかけずサッと回ったのは理由がありました。
そう、この日のメインイベント、妙見山古墳を見るためです!! 妙見山古墳の後円部で発見された竪穴式の石槨は、発見時のまま保存されており、水・土・日・祝日の午前・午後の 2 回公開されているからです。ガラス越しに見学できます。
午前は 10:00 ~ 10:30 の公開ということで、朝が弱い私には松山から移動して見学するのはキツそうだったので、午後の 15:00 ~ 15:30 の公開時間に狙いを定めてスケジュールを組んだため、この時間に間に合うように他の古墳を回りました。
公開のスケジュールは今治市大西藤山歴史資料館にカレンダーがあります。
古墳も資料館も藤山健康文化公園内にあります。駐車場は公園内に2箇所あり、国道 196 号線からだと奥にあるほうが古墳にも資料館にも近いです。
古墳を見学する前に今治市大西藤山歴史資料館で予習をすると良いでしょう。古墳は資料館から 10 分ほど丘を登った上にあります。
資料館はそれほど広くないので、30 分もあれば見学できるのではないでしょうか。この日は、資料館を見学して受付で石槨の見学について質問したら、ちょうど説明員の地元のおばあさんが「今から行くところです」というタイミングでした。
1 号墳
1 号墳は地形に合わせたためか、すこしいびつな形をしている前方後円墳です。そして、後円部と前方部の両方から石槨が発見されています。見学できるのは後円部の方です。
おばあさんは「私は歩くのが遅いから先に登って古墳を見学しておいて」とのことだったので、先に登ってざっと古墳見学をしました。道はきちんと整備されていて歩きにくいことはありません。そこそこの坂ですが。
登り切ると立派な前方後円墳が顔を出します。
丘の上ということで、見晴らしも良く、瀬戸内海が望めます。
そして見学施設!! ガラス越しなので曇ってしまうため、この日は水滴越しに見ることになりました。夏のほうがいいんですかね。チブサン古墳のようなガラスの曇りを取るワイパーもありませんでした。
竪穴式でしたので、この石槨は古墳上部からそれほど深くないところにあったようです。復元に当たって天井を被せる必要があるので、少し高く復元されているようです。そして、横から見学施設に入ります。
2, 3 号墳
1 号墳に隣接して 2 号墳、さらにその先に 3 号墳があります。どちらも小さいながら前方後円墳のようです。
天井石
古墳に登る道の脇に天井石が公開されています。