京都府向日市の物集女車塚古墳の石室が一般公開されるということで、友人に予約をしてもらい行ってきました。
外観も良い形をしていましたが、石室内部もキレイに保存されていて良かったです。
物集女車塚古墳は 45m ほどの前方後円墳です。阪急の東向日か洛西口、JR京都線の向日町から歩いて 10〜15 分程度でしょうか。私は向日町から歩きました。住宅地の道を歩いて行くと、急にぱーっと視界が開けたように古墳が現れます。
立派な石碑が立っています。向日市の古墳はこのような石碑立ってる所が多かったです。
いや〜、いい形してます。横には石室の排水溝の出口があります。きちっと設計されて作られてますね。
てっぺんに木が一本立っているのがなんかいいですね。
南側に石室の入り口があります。
立派な石室です。側面は上に行くほど幅が狭くなるように積まれており、それで上に大きな石を乗せた時も安定するように作られているそうです。なのでこれまで何度もあった大地震でも耐えてきているとか。
石棺もきれいに残っています。実は明治頃に盗掘されて、中からいくつか持ち去られているとのこと。盗掘ってもっと昔の話かと思ったら比較的最近なんですね。ここに古墳があることを知って入って何か持ち去るって結構マニアックなことでは…
↑の写真は上に行くほど幅が狭くなっているのがよくわかります。ここには 3 名が埋葬されていたそうです。石棺は元々は赤だったようで、少し表面の右隅に色が残っていました(右端の写真を拡大すると見えるかと)。中は雨に洗われていないので赤が残っているそうです。
立派な古墳です。継体天皇時代のかなり上の方の人のお墓ではないかというお話でした。