来迎寺の墓地にある大窪・山畑 6, 7, 8 号墳を見たあとは、前(西)の農道を南西に進んで左に曲がって少し進むと服部川 42 号墳があります。Google Map では 43 号墳が出てくるのですが、残念ながら 43 号墳へのアクセスがわからず諦めました。
服部川 42 号墳
道から少し中に入った所にあるので、開口部が少し分かりづらいのですが、散策マップにもあるように白いポールが 3 本立っているのが目印です。その少し広場みたいになっている奥に開口部があります。
10.5m ほどの円墳で、石室は両袖式です。
服部川 37 号墳
42 号墳と道路を挟んで反対側に 37 号墳があります。墳丘はほとんどなく、大窪・山畑 36 号墳のように石室が露出しています。奥の壁もなくなっていて、トンネル状になっています。13.5m の右肩袖式の石室を持つ円墳で、6 世紀後半の築成のようです。
道を歩いてると、42 号墳より先に目につきます。
服部川 46 号墳
37, 42 号墳からさらに山の方(南東方向)に進むと、道が左右に別れます。小さな小川沿いに東の方に進むと左の方に古墳がありました。はっきりわかりませんが、服部川 46 号墳かと思われます。
羨道前方の天井石と、玄室奥の天井石が残っていて、間が崩れてありません。
このほかにも 44, 45 号墳があるようですが見つけられませんでした。
服部川 62 号墳
46 号墳に向かう分岐で、46 号墳の方でなく右の方に進むと 60, 61, 62 号墳があるようですが、散策マップには特に古墳マークがなかったので、目に付いた古墳っぽいものがあると行ってみました。
これはたぶん 62 号墳だと思いますが、定かではありません。中はゴミが捨ててあったりして、古墳を何だと思ってるのか…
服部川 76 号墳
62 号墳から更に南東の方に向かうと 76 号墳と思われる古墳があります。結構立派です。14m ほどの円墳で左肩袖式石室とのことです。
服部川 72 号墳
76 号墳から南に行って、東に山の方に入ると 72 号墳があります(たぶん)。ここも中にタイヤが捨ててあったりとひどい扱いです。奥壁もなく、トンネル状(ドルメン状)になっています。これも 14m ほどの円墳で、右肩袖式のようです。
服部川 73 号墳
72 号墳のそばに 73 号墳と思われる古墳があります。これも奥壁がなく、トンネル状になっています。上と周りに木が生えてたりするので、ドルメン状ではありません。
14m ほどの円墳で、服部川支郡最古の長方形の玄室を持つ古墳とのことです。ここもゴミが捨ててあったり…
正面にも木が生えています。周りは石垣のように石が積まれていますね。
服部川 78 号墳
18m ほどの大きさの円墳です。ここは名前を書いた標識が立てられているのでわかりやすいです。保存も良いですね。
服部川 110 号墳
78 号墳から山の方に入るといくつか古墳が並んでいるのが見えました。
そのひとつがこの(たぶん)110 号墳です。上に木が生えてたり、石の間にすきまは開いてますがきれいに残ってますよね。14m ほどの右肩袖式石室の円墳のようです。
服部川 111 号墳
110 号墳と並んで 111 号墳(と思われる古墳)があります。
12m ほどの円墳です。
天井石がひとつないのがわかりますね〜。
78、110、111 号墳付近から細い道を下ると墓地に出ます。墓地内に改変はされているのかもしれませんが、立派に残っている古墳がいくつかあります。
服部川 8 号墳
周りに石垣が積まれていたりして、元の姿がわかりませんが、墓地内に 8 号墳が残っています。玄室はきれいに残ってますね。
二室塚古墳(服部川 25 号墳)
8 号墳の脇を進み、さらに農道を入った所にあります。
珍しい重要な古墳なのにブルーシートがかかってたりして痛々しい…
この古墳は右肩袖式の玄室を縦に 2 つ連結した珍しい古墳です。いや〜、興奮しますね!!
写真ではわかりづらいかもしれませんが、区切られた部屋が 2 つあります。
- 二室塚古墳 (八尾市観光データベース)
服部川 9 号墳
8 号墳から墓地の方に入り(途中で二室塚への分岐)まっすぐすすむと、現代のお墓の奥に 9 号墳があります。
15m ほどの円墳で、右肩袖式です。墳丘上部に木が生えてますが、羨道や玄室は結構ちゃんと残ってるんじゃないですかね。
中にユンボとか置いてあって物置状態ですが、玄室はしっかり残っています。
服部川 7 号墳
78 号墳から山を降りてきた道沿いにあるわかりやすい古墳です。20m ほどの円墳で、石室の状態も良好です。外観は(ある意味)きれいに整備されてますが…
(続く)